筋トレをする人にとってビタミンって必要なの?
タンパク質だけじゃダメなの?
不足するとどうなるの?
そんな疑問をお持ちではありませんか?
タンパク質は意識してとっていてもビタミンはあまり意識していないという方は意外と多いかと思います。
筋トレをする人にとってビタミンは非常に重要な役割を持ちます。
この記事では、筋トレとビタミンの関係について説明していきます。
筋トレとビタミン
ビタミンの役割
ビタミンは炭水化物や脂質のようにエネルギー源にはなりませんし、タンパク質のように体を作る材料にもなりません。
ビタミンの役割は体を調節することです。
水溶性ビタミン
ビタミンにはいくつかの種類がありますが、ビタミンB群やビタミンCは「水溶性ビタミン」と呼ばれています。
水溶性ビタミンは、糖質、脂質、タンパク質の代謝に関わる重要な役割を果たしています。
ビタミンCは肌にとって大切な栄養素というのは皆さんご存知かと思いますが、ビタミンCにはコラーゲンの生成を助けるといった働きがあるためです。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖質の代謝に関わります。
糖質は筋トレに欠かせない体を動かすエネルギー源ですが、糖質をしっかり代謝させるためにはビタミンB1が必要となります。
ビタミンB1は糖質をしっかりと代謝させるためのエンジンオイルの役割を持つのです。
ビタミンB1が不足すると、糖質を補給していても筋トレの時にエネルギー不足になってしまったり、筋肉の修復にも影響を与えてしまうため、筋トレの効率を悪くしてしまいます。
そのため、せっかく摂取した糖質を筋肉に活かすためにもビタミンB1を一緒に摂取する必要があるのです。
ビタミンB2
ビタミンB2は脂質の代謝に関わります。
脂質をエネルギーとして利用する際に、ビタミンB2とともにビタミンB1も利用されます。ビタミンB2が不足していると、ビタミンB1が脂質の代謝に使われてしまうため、糖質の代謝にも影響を与えてしまいます。
逆に、ビタミンB2をしっかりと摂取できていれば、ビタミンB1は糖質の代謝にしっかりと利用することができます。
ビタミンB6
ビタミンB6はタンパク質と関わりを持ちます。
ビタミンB6はアミノ酸の代謝に関わりますので、ビタミンB6が不足していては食事やプロテインでタンパク質を意識してとっても無駄になってしまいます。
筋トレをする人はタンパク質摂取量が多いかと思いますので、その分ビタミンB6も意識して摂取する必要があるのです。
脂溶性ビタミン
ビタミンB群やビタミンC以外のビタミンは「脂溶性ビタミン」と言います。
脂溶性ビタミンのなかでもビタミンAやビタミンEには体を酸化から守る効果があります。
また、ビタミンDはカルシウムの吸収を促進することで有名ですが、筋肉を強くする効果もあることがわかっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
筋トレの効率を上げるためにもビタミンの補給は欠かせません。
摂取した栄養をうまく利用するためにビタミンも意識してしっかりと摂取するようにしましょう。